【Artist File】は、新旧・洋邦を問わず、おすすめしたいアーティストを想いのままに紹介していきます
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#レコ発
Subway Daydream
1st Album
"RIDE" Release Party -like a daydream-
@shibuya www / 2023.2.11
今すぐ聴いて欲しい”Subway Daydream”の魅力
今回紹介したいのは、2020年に大阪で結成したSubway Daydream。メンバーは双子の兄弟である藤島雅斗(Gt.Vo.)と藤島裕斗(Gt.)、幼馴染のたまみ(Vo.)、Kana(Dr.)の4人組。2月11日、渋谷WWWで開催されたリリースパーティーは、サポートベーシストを迎えた5人編成。彼らのライブを見るのはこの日が初めてだけど、贔屓目なしでセットリストの構成も、フロアを盛り上げるパフォーマンスも文句なしのエンターテイメントだった。
2023年の最注目アーティストとして、既に多くのメディアでも取り上げられているが、あの日のライブを見てからというもの、ずっとソワソワした気持ちで何も手につかないので(なんだ、恋なのか?)私なりに彼らの魅力をまとめておきます。
とにかく一度聴いて欲しい3曲+おまけ1曲
Radio Star
まず1曲目は、アルバム「RIDE」のリード曲として昨年12月に先行リリースされたシングル「Radio Star」だ。ド頭のドラムから、弾けるようにスタートするメロディーは、聴く側のボルテージも上げてくれる。結成当初はオルタナティブ〜シューゲイザーを軸にしたバンドサウンドだった彼らが、どの世代にも響く普遍性の高いポップスに舵を切った、キャッチーなナンバーになっている。街の中でフと耳にするBGMになるように、より多くの人に”届けたい”というバンドの想いが伝わってくる。
ライブで披露されたのは、終盤のクライマックス。ボーカル・たまみのMC「周波数合わせて〜!」という掛け声からフロアの熱量がひとつになった。ライブの定番ソングになると思うので、是非生で体感して欲しい。
ケサランパサラン
続いて2曲目。 先日のレコ発ライブでは、アンコールで披露された「ケセランパサラン」、きっとメンバーにとっても想いの詰まった楽曲なのだろう。プライドや夢を抱えて、傷つかないように生きる事は至難の技だ。言い換えれば、現代人はみんな、心のどこかに傷を持っていると言える。この曲は、同じように傷つきなら、夢を信じて歩んで来た彼ら4人の軌跡を綴ったように思う。時に力を抜くことも、諦めない意思も、どんな思いも肯定してくれる。男女ボーカルが歌うサビは、一緒にシンガロングしたくなるグッドソング。アウトロのノイジーなギターも好き。
>>おまけの1曲、ライブで感動したシューゲイザーサウンド
Canna
ここでおまけの1曲をご紹介。
この日のライブでは、2021年に発表した1st EP「BORN」からの楽曲も披露された。Cannaを聴いた時、音色が溢れ出てくるような、浮遊感たっぷりのエフェクティブなギターに溺れそうになった。my bloody valentineを初めて聴いた時に衝撃を、現代に追体験した気分。後日改めて当時のインタビュー記事と併せて聴いてみたけど、藤島兄弟の音楽への熱量や知識が半端なく、知れば知るほどファンになりました。同年代の洋楽リスナーに是非聴いて欲しい1曲です!
The Wagon
最後に紹介するのは、ライブ本編の最後に演奏され、アルバム「RIDE」を締め括る楽曲「The Wagon」。2022年10月に先行シングルとして公開されていることから、今作「RIDE」というアルバムの軸になった1曲だと言えるだろう。たまみの魅力ひとつである、ブレのないファルセットを味わえるミディアムな1曲であり、新しい一歩を踏み出す覚悟が謳われている。Subway Daydreamの面白さはソングライティングを担当する裕斗が書いた言葉を、たまみが歌うところ。その変換が物語の1人称を切り離し、老若男女を問わず、リスナーそれぞれが自分に重ねて聴く事ができる。現代らしいパーソナルな居心地の良さを味合わせてくれるのだ。
バンドワゴンに乗って
周波数に乗って
時代の波に乗って
今度はきっとあなたのところへ、Subway Daydreamの音楽が届くだろう。
2023.1.18 1st Album「RIDE」
”Subway Daydream”を深掘りしたい楽曲
Subway Daydreamが2021年にリリースした初のEP「BORN」では、シューゲイザーを思わせるサウンドと可愛らしい女性ボーカルがミックスされたオルタナティブ色強い作品だ。今回紹介した最新アルバムでは、今まで培ってきたオルタナティブサウンドに、90年代後半にあったパワフルなJ-POPのスパイスが加えられた、タフなサウンドになっているように思う。
そこで、音楽への熱いリスペクトを持つSubway Daydreamの音楽を、より楽めるであろう直感で選んだ4曲をご紹介します(本当はあと10曲くらい紹介したいんだけど…)
青い車/スピッツ
まず1曲目はスピッツ。
たまみのボーカルは、話かけるように柔らかく聴こえるのが特徴だ。力み過ぎなくても、傍に居る体温を感じるメロディーとはどんなものだろう?と考えた時、スピッツの歌を思い出した。青い車は1994年にリリースされたシングル曲。Aメロからゆっくりと物語を紡いでいき、サビでは光が灯ったように暖かいメロディーが包んでくれる名曲だ。歌声の持つ「しなやかさ」みたいなものが二人に共通している気がする。
Timeless Melody/The La's
続いては、The La's
1987年にデビューした、イギリス・リバプール出身のバンド。
「BORN」に同名の楽曲もあるが、今回の「RIDE」を聴いた時に感じた”洋楽っぽさ”のニュアンスはThe La'sが一番近いように思う(ライブ転換のBGMでR.E.M.が流れていたので悩んだけど、私の好みでThe La'sにしました!)メロディーはとびきりキャッチーだけど、バンドサウンドはどこかノスタルジックに聴こえたり。1曲の中で光と影を同時に鳴らす感覚がバリバリUKロックっぽい。
1999/羊文学
続いては羊文学。むしろ羊文学が好きな人にSubway Daydreamを聴いて欲しくてセレクト!
ここ近年で浮遊感たっぷりの空間系ギターを鳴らしつつ、メジャーシーンで活躍していると言えば、羊文学なのではないでしょうか?2020年に発表されたシングル曲「1999」は、エフィクティブなギターと多重構造になっているコーラスと合わさって、体がサウンドに包まれているような気持ちにさせてくれる1曲。先日のライブでは、Teddy Baer 〜 Cnanna というシューゲイズな楽曲が並ぶシーンがあり、ギターサウンド好きとしては、ある種のハイライトでした!何度も言うけど、空間系のギターは是非とも生ライブで体験して欲しい!
Video Killed the Radio Star/Buggles
最後に紹介するのは、バグルス。
MTVが開局して最初に流れたMVとしても有名な楽曲ですが、1979年にリリースされ、40年以上経った今でも新鮮に聴こえるから凄まじい。Subway Daydreamの「Radio Star」はタイトルはもちろん、サビのリフレインもこの曲へのオマージュのはず。ライブの転換BGMでもセレクトされていて、ライブが始まる前からテンション上げてもらいました。
Twitterの公式アカウントでは、ライブのBGMで流れていた楽曲リストや、ライブのセットリストも公開されています。こちらもチェックしてみてください!
💐THANK YOU FOR COMING💐
— Subway Daydream (@subway_daydream) February 13, 2023
Subway Daydream 1st Album
"RIDE" Release Party -like a daydream-
レコ発のセットリストと会場BGMの
プレイリストを下記にて公開中!
ぜひこちらも聴いてみてください🎧
▼SET LISThttps://t.co/Cmu3quLHpN
▼BGMhttps://t.co/tQn7kMfTNh pic.twitter.com/jiygHvx2Fm
>>最後まで読んで頂いてありがとうござます、次回の【Artist File】もご期待ください!
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