(24/52週)6月10日~6月16日 リリース

=今週のレコメンド=


(AppleMusic/Spotify)

Tell Me The Ghost 
Tom Gallo 

http://www.inpartmaint.com/site/23934/ 

アメリカ・ニューイングランド出身のシンガーソングライター、トム・ギャロのデビューアルバム。古いガットギターを用いて宅録された作品。ミニマルなギターのループと、柔らかな歌声とシンセの音色が美しく、ジャケットの印象と同じくモノクロームなファンタジー。


(AppleMusic/Spotify)

soil 
serpentwithfeet

http://hostess.co.jp/news/2018/03/016377.html 

ボルチモア出身、エクスペリメンタルR&B / ゴスペルシンガー、パフォーマンスアーティスト、サーペントウィズフィート。幼い頃から地元の聖歌隊に所属し、昨年ビョークの「blissing me」のミックスにフューチャーされて話題になった彼のデビューアルバムがリリース。一度聴いたら忘れられないほど美しいクリアーで豊かな歌声。3日目のレッドマーキーにて、フジロック出演も決定しています。


(AppleMusic/Spotify)

undivided E.P.
cinema staff×アルカラ 

https://natalie.mu/music/news/286315 
http://recochoku.jp/album/A2001267297/ (試聴あり)

2003年に前身バンドを結成し、2008年から現体制として活動する、cinema staffと。2003年から現メンバーで活動する「ロックの奇行師」アルカラのスプリットCDをリリース。新曲、カバーとコラボ楽曲を足した5曲が収録。8月からはスプリットツアーも敢行する。どちらもド頭からガツンと弾けるバンドサウンドから、徐々に世界観に引き込まれていく。彼らのキャリアにおいても、ロックシーンにおいても、ちょっとした事件になりそうな1枚。これはライブみた方が良さそうです。



▼ニューエイジ▼ 

(LP)

Drumming
STEVE REICH

http://amass.jp/104406/  
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/trailer.html?i=14896 (Eテレ:ららら♪クラシック)

現代音楽の巨匠、スティーヴ・ライヒの代表作のひとつ、ドラミングのオリジナルバージョンがアナログとCDで復刻。1972年に500枚のみプレスされたという(諸説あり)作品のリイシューとのこと。ちなみに、6/22(金)にEテレで放送される「ららら♪クラシック」はスティーヴ・ライヒ特集、トクマルシューゴ,石野卓球の出演もあるそうなので、こちらもチェックです!

 


▼ジャズ▼ 

(AppleMusic/Spotify)

LOWER EAST SUITE PART THREE
ONYX COLLECTIVE 

http://diskunion.net/indiealt/ct/detail/1007664919 

Blood OrangeやPrincess Nokiaなどの共演を重ね、注目を集めるニューヨーク新世代ストリートジャムバンド、オニキス・コレクティヴのデビューアルバムがリリース。普段率先してジャズを聴く方ではありませんが、ざらりとする質感が病みつきになりそうだったのでメモ。ジャケットのアートワークは映画監督で画家のジュリアン・シュナーベルが手がけたそう。



▼オルタナティブ▼ 

(AppleMusic/Spotify)

I'm Your Man
Spiritualized 

http://hostess.co.jp/news/2018/06/016949.html

前作より6年ぶり最新アルバムが今年9月にリリースされると発表されたスピリチュアライズド。新曲のMVが公開。本作はジェイソン・ピアースほぼ1人で制作と録音を行なったそうで、本人のコメントには「正直なところ、誰かに来てもらい、パートを演奏してもらいたかったです。」とあるのだが、カントリーから宇宙に放たれるような広大なサウンドは、まさにスピリチュアライズドそのもので信じられません。これは本当に9月まで待てないなぁ。


(AppleMusic/Spotify)

愛をあるだけ、すべて
KIRINJI 

https://natalie.mu/music/news/286115 

キリンジ、メジャーデビュー20周年を飾る13thのオリジナルアルバム。コトリンゴ脱退後、新体制初となるアルバム。キリンジらしいアーバンな大人のポップスに仕上がっていて、甘くほろ苦い、1曲毎にじっくりと味わいたい作品。個人的にはM5「After the Party」・・いや、M3の「非ゼロ和ゲーム」も好き。


(CD)

green
藤原さくら 

https://natalie.mu/music/news/280113 

福岡県出身のシンガー、藤原さくら。持ち前のスモーキーな歌声が魅力の彼女の最新EPがリリース、前作からおよそ1年ぶり、作詞作曲を自ら手がけた6曲を収録。そして、トータルプロデュースはOvallのmabanuaが担当。


(AppleMusic/Spotify)

MAKUAKE
eill 

https://spincoaster.com/eill-makuake

http://www.redbullstudios.com/tokyo/articles/paellas-p-house-feat-enne(PAELLAS)
https://spincoaster.com/eill-721-feat-rheehab-ocean(721 (feat.RHEEHAB, OCEAN))

19際のシンガーソングライター、エイルがデビューとなる配信曲をリリース。今週のApple Music/ニューアーティストにもピックアップ。15歳からジャズバーで培ったボーカルワークと、フロアライクな華やかなR&Bが魅力。これまでPAELLAS、Seihoや、韓国アーティストとのコラボも行なっており、注目度の高さを伺える。


(AppleMusic/Spotify)

Leilah
Attractions 

http://realsound.jp/2018/06/post-206765.html 

2016年に結成した5人組バンド、アトラクションズ。福岡・大名にあるセレクトショップBINGO BONGOグループが立ち上げた音楽レーベル「GIMMICK-MAGIC」の第一弾アーティストとして昨年EPをリリース。今年のSXSWにも出演し注目を集める彼らの最新曲が配信リリース。UKロックを原点に、ファンクなダンスサウンドを展開。突き抜けにオシャレでパーティー仕様。最近、福岡のバンドが熱い。


(AppleMusic/Spotify)

Thunder Baby
sooogood! 

http://realsound.jp/2018/06/post-205776.html  

2017年から活動をスタートした、ソーグッド!。ボーカル/ギター/トークボックス/プログラミング/作詞/作曲/アレンジなども手がける「FUTURE シンガーソングライター」が3ヶ月連続でデジタルシングルをリリースをする第1弾、可愛らしくもグルーヴの効いたダンスチューン、このバランス感覚がすごい。


(CD/LP)

filmlets
LITE 

https://natalie.mu/music/news/283585 

海外でも注目されているインスト・バンド、ライト。2006年にリリースされた1stアルバム「filmlets」がバンド結成15周年を記念して、デラックスエディションと、12インチアナログが再発。ライブ会場では5月から販売がスタートし、レコードショップでの取り扱いは6月13日より。何がすごいって、このリズムで同期するのは芸術としか言いようがなく、時間が経っても全く色褪せない。再認識したい作品。


(CD/AppleMusic/Spotify)

Bye Bye Summer
トレモノ 

http://toremono.com/news/224/

2009年に石垣島と西表島出身のメンバーで結成された、トロピカルなサウンドが魅力の4人組バンド、トレモノ。完全自主制作版EPをリリース。サーフ、レゲエ、ファンクを波打ち際のシティ・ポップスに着地させた、間違いのない季節に届いた5曲、今のうちにチェックして、夏本番にカーステからプレイして欲しい。


(AppleMusic/Spotify)

空中裁判
日食なつこ 

http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/64381

ピアノ弾き語りソロアーティスト・日食なつこが5月にライブ会場限定で販売したシングルを配信でリリース。本人のコメントより「珍しく収録曲全てが長調の明るい作品」とあるように、彼女の持ち味でもある力強さと合わさって、心強さもが倍増する作品。



 ▼ヒップホップ/R&B▼ 

(AppleMusic/Spotify)

Everything Is Always A Process
BLUESTAEB 

http://diskunion.net/clubh/ct/detail/XAT-1245692743 

ドイツ・ベルリンのビートメイカー、ブルースターブ。メロウで鮮やかなトラックは、フュージョンやジャズなどルーツを盛り込んだサウンド。自身初のCDリリース。


(AppleMusic/Spotify)

midsummer madness
88rising 

http://fnmnl.tv/2018/06/08/54093?articleview=more 

https://qetic.jp/music/88rising-170911/261150/ 

今週Spotifyでチェックした日本のバイラルチャートでも上位に入っている楽曲。アーティストは全く知らなかったのでチェック。88risingとはアジアの新しいカルチャーをプロモートする、デジタルメディアプラットフォーム。そのアーティスト達が参加するコラボアルバムから先行シングルがリリース。夏に向けた緩やかなトラックが魅力的。参加アーティストは、インドネシア人ラッパー・Rich Brian(リッチ・ブラウン/Rich Chigga)、中国人ラップグループ・Higher Brothers(ハイヤーブラザーズ/サマソニにも出演)、NYを拠点に活動する、大阪出身のシンガーソングライター・joji(ジョージ/元ユーチューバー)、AUGUST 08(データ見つからず)、とのことです。


(AppleMusic/Spotify)

xaradise
PARKGOLF 

https://spincoaster.com/news/parkgolf-release-xaradise-feat-jvcki-wai-and-share-mv

2015年にSeiho率いるDay Tripperからデビュー作発表し、過去にDAOKOや泉まくらのリミックス作や、上坂すみれ等にトラックに提供する、北海道出身(現在は東京を拠点に活動)のプロデューサー/ビートメイカー、PARKGOLFが、韓国のフィメール・ラッパー・ジャッキー・ワイを迎えたニュー・シングル。Jvcki Waiのアンニュイなフロウとトラックがマッチしている、サイケデリックな未来感がいい。ちなみに、PARKGOLFがフレンズ・おかもとえみとコラボした楽曲も見つけたので貼っておきます↓

https://spincoaster.com/news/parkgolf-share-signal-of-dance-from-2nd-album-reo 




▼ポップス▼ 

(AppleMusic/Spotify)

ミューズ
吉澤嘉代子 

https://natalie.mu/music/news/281355 

2010年、ヤマハ主催のコンテストでグランプリとオーディエンス賞を受賞し、2014年にメジャーデビューを果たしたシンガー、吉澤嘉代子の3rdシングル。ストリングスで壮大な印象だが、日々社会で戦う女性に贈られた応援ソングは、言葉ひとつひとつが丁寧で芯の通った1曲。


(AppleMusic/Spotify)

ただの思い出にならないように
関取花 

https://natalie.mu/music/news/283121 

シンガーソングライターの関取花、おかもとえみ(フレンズ他)、栗原正己&川口義之(栗コーダーカルテット)、LUCKY TAPESなどが参加した3rdアルバム。伸びやかで温かみのある声と楽曲は、CMやイメージソングのタイアップ作品が多いのも納得。ひとりひとりにそっと寄り添ってくれそうな音楽。



▼ロック▼ 

(AppleMusic/Spotify)

Call The Comet
Johnny Marr  

http://amass.jp/106467/ 

イギリス・マンチェスター生まれ、80年代に活動した、ザ・スミスの活躍でも知られるギタリスト、現代にも影響を与えてきたジョニー・マー。4年ぶりのソロアルバム。濃密なロックサウンド。


(AppleMusic/Spotify)

Post Traumatic
Mike Shinoda

https://gekirock.com/news/2018/06/mike_shinoda_ghosts_mv.php 

LINKIN PARKのマイク・シノダがソロ・フルアルバムをリリース。昨年7月20日、フロントマンのチェスターが急逝し、今年の1月からデジタルリリースで公開してきた楽曲を収録した1枚。靴下を使ったヘビのようなキャラクターが歌う「Ghosts」のMVはファンシーな仕上がりでいて、心に刺さる1曲。マイク・シノダは今年のサマーソニックにも出演。 


(MV/AppleMusic/Spotify)

City Boy
Calpurnia 

http://hostess.co.jp/news/2018/03/016368.html 

Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の出演俳優、フィン・ヴォルフハルト(vo)が率いるカナダのバンクーバー出身の4人組バンド、カルプルニア。現在制作中のEPからシングル曲のMVを公開。 てろてろっとしたギターと脱力派ボーカルが最高、THEE HEADCOATEESみたいw、この夏のBGMに是非。

 

(MV/AppleMusic/Spotify)

That Something
With Confidence 

https://altpress.jp/?p=68878 
http://tower.jp/article/feature_item/2016/06/22/0103 (1stの記事)

シドニー出身のバンド、ウィズ コンフィデンス。8月リリースの2ndアルバムからMVが公開。エモさにメロメロで耐えられなかったので、メモ。


(AppleMusic/Spotify)

THE ANSWER
The Birthday 

https://natalie.mu/music/news/280904 
http://j-lyric.net/artist/a04c899/l046b7b.html (歌詞サイト)

2005年に結成したザ・バースデー、1年3ヶ月ぶり、19枚目のニューシングル。緊迫感のあるタイトなリズムからサビに向けて厳かに展開していく美しいロックンロール。チバユウスケの独特のしゃがれ声は相変わらずヒリヒリして、少ない言葉で紡がれた歌詞も深く考えさせられる。今年のフジロックではグリーンステージに登場。


(AppleMusic/Spotify)

今夜だけ俺を
菅原卓郎 

http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/18137 

http://columbia.jp/artist-info/sugawaratakuro/discography/COCP-40356.html (試聴あり)

9mm Parabellum Bulletのフロントマン、菅原卓郎がソロアルバムをリリース。「平成最後に放つオルタナ歌謡曲集」をテーマにした制作とのことで、BOØWYや、WANDSを思い出すような80年〜90年代の歌ものロック。90年代中頃から突然失われた「歌謡曲」は貴重な文化だと思います。


(CD)

TEN
Wienners 

https://natalie.mu/music/news/279029 

2009年、吉祥寺で結成された男女ツイボーカル・ロックバンド、ウィーナーズの最新アルバム、テレビドラマ「噂の女」の主題歌「極楽浄土のあなたへ」など11曲を収録。MVが公開されている「TRADITIONAL」もWiennersらしいハイテンションで天晴れなパーティーチューン。お神輿が出てきそう。


(AppleMusic/Spotify)

OPUS 
fam 

https://natalie.mu/music/news/274646 

2005年に結成、11年に解散するも5年の月日をかけて再結成を果たしたfam、2ndアルバムをリリース3P3Bより。爽やかで疾走感のあるナンバーながら、重めのリズム隊とハイトーンなボーカルの存在感が素晴らしい


セプテンバーミー
セプテンバーミー 

https://natalie.mu/music/news/280479

2012年、立川で結成したセプテンバーミー、幾つかのメンバーチェンジを経て、vo,Gt & Dr,Choの2人で活動。以前のアグレッシブなロックテイストの楽曲から一転、ピアノを基調として大人びたブルース。ソングライティング力の高さを実感。


(CD)

FILMS
HIGH BONE MUSCLE 

http://www.ratspack.com/news/2017/10/005980.php
http://highbonemuscle.aremond.net/

2011年、幼馴染と兄弟で結成し、翌年ギターが加入した4人組バンド。メロディアスな歌ものでありながら、各パートの聴かせどころも抜群のバランス感覚。青すぎる青春群像にハラハラします。昨年11月にリリースした1stフルアルバムが、全国流通スタート、前述のギターが今年4月に脱退しているので、ちょっと悲しくもある。


>>以上、今週のリサーチでした!
先週の土曜日にお酒を飲みすぎたかと思ったら、胃腸炎だったそうで辛かったです。3日間お酒をやめてみたら痩せたので、ちょっと続けてみようと思ってます・・無理かな?

音鳴りいいですか?   music topics

音楽とお酒のある日常。

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