2022年8月第4週
今週紹介する10曲はこちら!
1.CITY LIFE / ゆいにしお
2.PAPER MOON / 佐藤千亜妃
3.What's up / Rin音, クボタカイ, asmi, A夏目 x CHILLOUT
4.BOUNCE DANCE / 4s4ki
5.THREAT / Rex Orange County
6.Clean / Pale Waves
7.てんてん / 堂島孝平,眉村ちあき
8.オレンジ / w.o.d.
9.風に柳 / A夏目
10.shower / chilldspot
先週はプレイリストの更新をお休みさせていただいて、Summer Sonicに行って来ました!
もちろん音源もいいけれど、ライブを体験する事で、よりアーティストの熱量が伝わるのでは?と思いました、3年ぶりの興奮を味わって来ました。
さて、すっかり更新が遅くなってしまいましたが、今週聴いて欲しい新譜を集めました!
邦楽を中心にしているので、グルーヴがあってメロディーがキャッチーな楽曲や、夏の終わりに感じる、ちょっとした悲しみや、ノスタルジックな手触りのある楽曲を10曲並べました!
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今週のセレクトポイント!
まず、今週のテーマですが、真夏のピークが去ったと天気予報士がテレビで言っていたので、季節が終わるちょっとした寂しさを、ノスタルジックなメロディーで構成したいと思いました。そのため、前半は残りの夏休みを思う存分楽しめるように、リゾート感のあるポップスを集めました!
なんとなく雰囲気が伝わってくれると嬉しいです笑
1曲目、ゆいにしお「CITY LIFE」
愛知県出身のシンガーソングライター、2018年に行われた日本コロムビア主催の「半熟オーディション」でグランプリを獲得、アニメやドラマのタイアップソングに抜擢されるなど、注目度を上げているゆいにしお。10月に日本コロムビアからメジャーデビューとなるアルバムリリースが決定!先行配信されたシングル曲が「CITY LIFE」、楽しい気分になった時には、きっと、この曲を口ずさんでいそうな気がしますw、軽やかという、しなやかというか、ピアノの音色やリズム隊の奏でるシティーポップなグルーヴがサイコーです。
実は、先日アマプラで「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」のアニメを見ましたが、オープニングの「息を吸う ここで吸う 生きてく」がめちゃくちゃ良くて、初めて見た時オープニング2回見ました!!
ソース:https://www.barks.jp/news/?id=1000223380
https://natalie.mu/music/news/483913
2曲目、佐藤千亜妃「PAPER MOON」
続いては、シンガーソングライター、佐藤千亜妃。レーベル移籍後初となる、6曲入りの最新EPよりセレクト。楽曲を調べるまでレーベルを移籍した事を知りませんでしたが、2019年4月に発足した、ミュージックコミュニティーレーベル<A.S.A.B>は(エイベックス内の新レーベル?、読みはエーサブでいいのかな?)覆面エレクトロ・デュオ、AmPm(アムパム)や、SIRUP、大橋トリオなどがし所属しています。今回選んだ「PAPER MOON」には、ラップバースがあったり、R&Bをバッググラウンドに置いたグルーヴが心地いい。前身のきのこ帝国の楽曲も好きだけど、シンガーソングライター、佐藤千亜妃の、新しいフェーズを感じられてとても好き。
ソース:https://www.cinra.net/news/20190614-asab
3曲目、Rin音, クボタカイ, asmi, A夏目 x CHILLOUT「What's up」
続いては、<Rooftop>に所属する、今をときめく注目のアーティスト4人が集結した、豪華コラボレーション曲「What's up」をセレクトしました。この楽曲は、リラクゼーション・ドリンク「CHILLOUT」による"CHILL OUT MUSICプロジェクト"第4弾となっており、Rin音、クボタカイ、asmi、A夏目の4人がコラボするのは初。(といいますか以前紹介した、brb.とSIRUPのコラボ曲「friends」もこのプロジェクトによるもの、気づいてなかった…)チルアウトをテーマに、頑張り過ぎない、でもネガティブ過ぎない、絶妙なバランス感覚は、これからの邦楽シーンを担う彼らのセンスそのもの!言葉の使い方や、言葉遊びの感じも全部素晴らしい。
ソース:https://butfirstchillout.com/special/chilloutmusic/
ちなみに、3曲目と4曲目のプロデュースがどっちもmaeshima soshiさんだったのは偶然です、なんだか毎週maeshimaさんの曲を入れている気がする…。
4曲目、4s4ki「BOUNCE DANCE」
続いては、このBlogでも度々紹介している4s4ki、もう読めないとは言わせません笑
2018年にアサキ名義でデビューし、2019年より"4s4ki"の表記に。2021年にはビクターの<SPEEDSTAR RECORDS>よりメジャーデビューを果たしたシンガーソングライター。通算3枚目となる最新アルバムから、先行配信された「BOUNCE DANCE 」セレクト。
こちらはテレビ東京とデジタル・アニメスタジオ「Qzil.la」が共同で立ち上げたプロジェクト「KASHIKA」の為に書き下ろした楽曲となっており、元レーベルメイトのプロデューサー、maeshima soshiがトラックを手がけているそうです。エッジの効いたシンセの音色や、ボーカルエフェクト、左右のパンでの遊びなどが詰まったダンサブルな1曲、ただダンスミュージックと呼ぶにはBPMが極端に低くて、目眩がする夏の暑さに体が溶けていく様な感覚になりました。
ソース:https://spincoaster.com/news/4s4ki-new-song-bounce-dance-for-kashika
5曲目、Rex Orange County「THREAT」
続いては、今週の洋楽1曲目。 (毎週2曲は洋楽を入れるルール)
イギリス・ハンプシャー州出身のシンガーソングライター、アレックス・オコナーによるソロ・プロジェクト。レックス・オレンジ・カウンティ。今年の3月にアルバムを発表した彼から、最新のシングルが到着。2015年に宅録アルバムから活動をスタートした彼の魅力は、等身大で語りかける歌声にあると思います(歌詞が読めないせいでもあるけど…)、飾らないけど、スタイリッシュ。どことなくカントリーな感じもするし、柔らかくてずっと聴いていられる。
タイトルは「THREAT=脅威」と名付けられていますが、歌詞の中では「not a threat=脅威ではない」と、まさかの逆説だったので「もう恋なんてしない」の歌詞が頭によぎりました(なんて言わないよ絶対)。それはさておき、何に脅威を感じているのか"he"とか語られていないで、季節や時間の事にも思えるし、恋敵にも思えるし。まぁ、解釈は聞き手次第で良いんだと思います。
あと、この曲のイントロが、すごく邦楽っぽいと思ってしまうのは何故なんでだろう?
ソース:https://nme-jp.com/news/119313/
http://songs-wayaku.com/rex-orange-county-threat/(翻訳)
6曲目、Pale Waves「Clean」
今週の洋楽2曲目!
2018年にアルバムデビューした、イギリス・マンチェスター出身のロックバンド、ペール・ウェーヴス。8月12日にリリースされた、通算3枚目となる最新アルバムより「Clean」をセレクト。今回のアルバムは、アグレッシブなパンクロックから始まり、ヘザー・バロン・グレイシーの歌声を堪能出来るロックなバラードなど、ジャンルの幅を広めた、正に「Unwanted」な1枚では無いでしょうか。
その中でも「Clean」を選んだのは、今までのPale Wavesのサウンドは、ヒリヒリするエモーションが詰まっているイメージだったけど。この曲はイントロの「nanana〜」というフレーズで始まる、弾ける様な高揚感のあるパワーソング。なんだか、80年代のポップロック、例えばシンディー・ローパーみたいだなぁ〜と思いました。英語が分からなくても(歌詞を調べると、恋心をドラッグに例えて「クリーンになるのが嫌」って歌ってますw)楽しい気分になる事は間違いなしです!
ソース:https://www.nme.com/reviews/album/pale-waves-unwanted-review-pop-punk-indebted-rock-that-pushes-the-boundaries-3287260
https://lyriq.jp/clean-pale-waves (翻訳)
ちなみに、Pale Wavesの所属する音楽レーベル<Dirty Hit>と言えば、Summer Sonic 2022に出演した、The 1975、Beabadoobee、Rina Sawayamaもレーベルメイト。今年の秋にjapan tourは決定してるけど、サマソニも来てたら劇アツだったなぁと。
7曲目、堂島孝平、眉村ちあき「てんてん」
続いては、シンガーソングライター、堂島孝平の最新アルバム「FIT」より、眉村ちあきとコラボレーションした「てんてん」をセレクト。初めて聴いた時には「変わった曲だな」と思っていたのに、2度目に聴いたらもう頭から離れず、3度目にはもう大好きになってしまった1曲です。アコースティックギターのシンプルなサウンドなのに、ハイテンションで息の合った2人の歌と、ハンドクラップに誘われて、気づくと曲の終盤には完全に踊っていました笑。ラップとメロディーのメリハリや、ことば遊びの様な語感の使い方は、この2人にしか出せないユーモアだと思います。老若男女問わず楽しめそう。
ソース:https://skream.jp/news/2022/07/dojima_kohei_fit_tour.php
余談ですが、私が初めて聴いた堂島孝平さんの楽曲は1996年リリースの「ハンモック」です、TVKの音楽番組(タイトル忘れました)で見ました、26年前だって笑
8曲目、w.o.d.「オレンジ」
続いては、今週のプレイリストで絶対に紹介したかった1曲。
神戸市出身のスリーピース・ロックバンド、w.o.d.。今年の9月にリリースされるアルバムからの先行シングルとなった「オレンジ」をセレクト。そのタイトル通り、沈む夕日に染まったオレンジ色の空を彷彿とさせてくれる、ノスタルジックなロックバラード。頭サビのイントロから、ギターとサイトウの歌声が響き、子供の頃、下校途中に見た(リアルに大人になると夕日の沈む時間は勤務中なので最近見た記憶がない)夕焼けを思い出す。追っかけて入るベースの音色がまたカッコいいし、「stand by me」と繰り返す歌詞も、不思議と夏の終わりを連想させてくれる。
世代的に言えば、映画の「スタンドバイミー」が、夏休み映画(金曜ロードショー)の定番ではあるのだけれど笑
ソース:https://skream.jp/news/2022/08/wod_orange.php
9曲目、A夏目「風に柳」
続いては、熊本県出身のラッパー、3曲目の<ROOFTOP>コラボにも参加している、A夏目(アナツメ)の最新シングルをセレクト。
過ごした夏の様々なシーンや、季節の移ろい、風に揺れる柳の描写から、登場人物の気持ちへクローズアップする視点が素晴らしい。例えば、肌に触れる外気が少し涼しくなると、不思議と寂しさを感じたり。周りの友人が大人になって行くのに、自分だけが時間に取り残されてしまった様なもどかしさだったり。学生時代に抱いていた、捉えようのない焦燥感を思い出しました。
シンセのコーラスや、サビの張り上げる部分だったり、胸の奥がキュッとなグッドメロディー。2年ぶりの「行動制限の無い夏休み」を迎えた2022年、それぞれの考えや優先するものが違う分、今年の夏の終わりに出会えて良かったと思える1曲です。
ソース:https://spincoaster.com/news/anatsume-kazeniyanagi
10曲目、chilldspot「shower」
今週のラストを飾るのは、2019年に結成した4人組バンド、チルズポッド。高校在学中にEPをリリースしたり、バイラルチャートにランクインしたりと、楽曲のクオリティの高さに注目が集まる彼ら。ボーカル・比喩根が高校時代に書き下ろしたというニューシングルをセレクト。9曲目のアウトロに流れる蝉の声から、秋の訪れを思わせてくれるしっとりとしたグルーヴが心地いい。彼女の歌声はもちろん、バンド全体から溢れるこの大人びたグルーヴ感には、いつどの曲を聴いてもドキっとします。
夏フェスの話ですが、フジロックの配信でElephant Gymのゲストで比喩根が出た時、歌声の存在感や力強さが凄まじくて、鳥肌立ったのを覚えてます。で、サマソニのビーチステージには行ったのですが、あまりに蒸し暑くて「熱中症になりそう!」と思って1曲で断念…、今度は屋内のライブハウスで見たい泣
ソース:https://news.ponycanyon.co.jp/2022/08/73783
調べていたら面白いインタビューも見つけたので貼っておきます!
今週覚えておきたいワード
#ゆいにしお #A.S.A.B #佐藤千亜妃 #ROOFTOP #Rin音 #クボタカイ #asmi #A夏目 #CHILLOUT #4s4ki #maeshima soshi #Rex Orange County #Pale Waves #Dirty Hit #堂島孝平 #眉村ちあき #到達点 #w.o.d. #webbing off duckling #chilldspot #2002年生まれ
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