今週のプレイリストはこちらの10曲!
注目のR&Bシンガーや、大御所プロデューサーの最新ダンスミュージックを盛り込みました。
20代からロックンロール畑で音楽を聴いてきたので、R&Bやハウスについてはチグハグな点があるかも知れませんが、"今知って欲しい10曲"を自信を持ってご紹介いたします!
プレイリストの副題は(副題なんて本当に要るのだろうか?とも思ってますが…)風が止んで凪いている海も、嵐が来て険しい海もあるように、リラックスしたり、エキサイトしたり、感情にもいろんな瞬間があって然るべき。という想いでつけました。
今回は是非、ループ再生で聴いていただけると嬉しいです。
1.In The Mirror / RiE MORRiS,Ryoma Takamura
2.Bliss / Amber Mark
3.Hideaway / Peach Boi & Nezumi Coo
4.The Kid / PREP
5.Spotlight / DATS
6.High / The Chainsmokers
7.FORGOTTEN [Vocal:ermhoi] / MONDO GROSSO
8.摩天楼 / iri
9.One feat. tofubeats / STUTS
10.All I See feat. Nenashi / Sincere
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>>楽曲の解説<<
1.In The Mirror /
RiE MORRiS,Ryoma Takamura
https://sensa.jp/news/20220127-rie.html
2022.1.26 Release Single
今週紹介したいR&Bシンガーの1人目は、リエ・モリス。ロサンゼルスへの留学時に音楽活動を始めたシンガーソングライター、Rei(Rachel Fukushima)と、トラックメイカーのコラボレーション・プロジェクト。”ビーチに似合うチルミュージック”のテーマ通り、緩やかなメロディーに心が休まる。「現実の私」と「鏡に映る私=心の声」を現しているのか、AメロとBメロで歌声が変わるシーンに注目したい。起伏の激しい曲ならともかく、これほど落ち着いた楽曲でニュアンスの違いを表現するのは至難の技ではないだろうか。しなやかなサビのファルセットにもうっとりする。1日の終わりに聴きたいリラックス・ソング。
2.Bliss / Amber Mark
https://www.indienative.com/2021/08/foreign-things
2022.1.26 Release debut Album「Three Dimensions Deep」
今週紹介したいR&Bシンガー2人目は、ニューヨークを拠点に活動するシンガーソングライター/プロデューサーのアンバー・マーク。デビュー作となるフルアルバムよりセレクト。「Bliss=至福」と名付けられたこの曲は、愛を知った喜びが綴られているミドルテンポのソウルナンバー。今回のアルバムや過去の作品を聴いてソウル、ダブ、ゴスペルと、ジャンルの幅の広さに驚くが、やはり、彼女の歌声があってこそ生まれるサウンドと言える。まるで、しぼりたての蜂蜜のような、純度の高いクリーン・トーンがとても美しく、もはや神々しさすら感じます。17曲収録されたアルバムも必聴もの。是非来日して欲しい。
3.Hideaway /
Peach Boi & Nezumi Coo
楽曲のソース:https://big-up.style/zine/article/pickupartist/20211231-14659
Nezumi Coo:https://big-up.style/zine/article/pickupartist/20210405-11301
2021.12.8 Release Single
続く3曲目にセレクトしたのは、昨年12月に配信されたこちら。ジャズ・アレンジされたフランク・シナトラのカバー曲を聴いて以来、存在が気になっていたR&Bグループ、Nezumi Coo(ネズミ・クー)と、名古屋のトラックメイカー、ピーチ・ボーイによるコラボレーション曲。横揺れの心地いいトラックと、明るくキュートな歌声は、ジャケットのイメージ通り、海辺をドライブするワクワクと、キラキラな日差しを詰め込んだ、リゾート感溢れるグルーヴ・ポップス。
4.The Kid / PREP
https://www.indienative.com/2022/01/prep-the-kid
https://nme-jp.com/news/111438/
2022.1.14 Release Single
M3.から繋げたいのは、2015年にデビューしたロンドン出身の4人組バンド、プレップ。各メンバーがヒップホップや、クラシックのコンポーザー、ハウスDJなどの経歴を持ち、AOR~シティーポップ・サウンドを現在進行形にアウトプットする、そんな彼らの新曲をチョイス。80年代ディスコを思わせるシンセや、生ドラムを使わずに作成されたというリズムのグルーヴが、より大人っぽい雰囲気を醸し出している。あとはやっぱり、トム・ハヴロックの超ハイトーンな歌声、これは一度聴くとしばらく耳から離れなくて、改めてサイコーです。
5.Spotlight / DATS
https://www.barks.jp/news/?id=1000213721
2022.1.19 Release Single
続いて紹介するのは、2013年にMONJOEを中心に結成されたロックバンド、ダッツ。楽曲、アートワークもセルフプロデュースし、12ヶ月連続となる配信企画の第1弾シングルをチョイス。サウンドを最小限に絞って「歌」と「ビート」をシーン毎に切り替える展開が面白く、”月と太陽”のように、似て非なる「光」をそれぞれが表現しているように感じました。DATSのビートと言えば、”うねる”イメージを持っていたけれど、今回は直線的に短く跳ね、”スペーシさ"を感じるエレクトロ・ロックに仕上がっている。以前の彼らと比べてカジュアルになった印象があり、バンドの新たなフェーズに期待が高まる。
6.High / The Chainsmokers
https://nme-jp.com/news/111891/
2022.1.28 Release Single
やはり「いいものはいい!」と言いたいので、今週はこの曲も入れておきます。2017年にグラミー賞(最優秀ダンス・レコーディング賞)を獲得し、2019年サマソニのトリを飾るなど、世界中で人気を博す、ニューヨークのDJ/プロデューサー・デュオ、ザ・チェインスモーカーズ。およそ2年ぶりとなる新曲。気分屋の恋人に振り回される主人公の葛藤を描いた歌詞になっており、ため息にも似た「why?」の繰り返しが、コロナ禍で解消されない"心のすれ違い"を思わせる1曲。フレーズがどんどん繋がるため、イントロからラストまで息をつく間もなく聴き入ってしまう、そして駆け抜けた後に入る四つ打ちの開放感もまた、堪らないのです。
7.FORGOTTEN [Vocal:ermhoi] /
MONDO GROSSO
2022.1.26 Release Single
ダンスミュージック繋がりで紹介したいのが、90年代からダンスミュージックシーンを牽引しし続けるプロデューサー、大沢伸一によるプロジェクト、モンドグロッソ。2月9日にリリースされる最新アルバムより、ermhoi(エルムホイ)をボーカルに招いた楽曲をセレクト。タイトルの「FORGOTTEN=忘れられた」の指す、コロナの前と後で変化してしまった、ダンスミュージックや、クラブシーンへの再起を掲げる内容に鳥肌が立った。高音と低音の歌声をオーバーダブしたハーモニーが、神秘的なメロディーと合わさって、人間とAIが共存する未来を覗いているような、美しいダンスミュージック。millennium paradeの常田大希もそうだが、大沢伸一もermhoiの魅力をとことん引き出している1曲(年間ベスト曲にノミネート!)
8.摩天楼 / iri
https://realsound.jp/2022/01/post-949031.html
2022.1.19 Release Single
今週紹介したいR&Bシンガー3人目は、ヒップホップ、ジャズ、ソウルなど、ブラックミュージックをルーツに持つシンガーソングライター、イリ。2月23日リリースの最新アルバムより先行配信された楽曲をチョイス。アグレッシブなビートと、シンセのストリングス・パートが、ビルの谷間に居る"臨場感"を描き、キレのいい彼女の歌声からは"退屈な世界から連れ出してあげる”と手を差し伸べられている様な、エネルギッシュなハード・チューン。個人的には、ベースラインが「smells like teen spirit」に聴こえてきて、テンションぶち上がりです(多分気のせい、笑)
9.One feat. tofubeats /
STUTS
https://spincoaster.com/news/stuts-release-new-single-one-feat-tofubeats
2021.12.15 Release Single
プレイリストの後半戦、9曲目に紹介するのは、話題のトラックメイカー/プロデューサー、STUTS(スタッツ)、自身がリスペクトするトラックメイカー、tofubeatsを客演に招いたシングル曲。ヴァイオリンとチェロのループ音をベースに、どこかやるせない気持ちを吐露する2人のリリックは、強く共感を覚える。M1の「自分らしさ」、M8の「現状打破」、そしてM7の「ダンスミュージックの再起」といった、これまでセレクトした楽曲のテーマを、まるで1曲に集約かのように思えました。底抜けに明るいメロディーではないけれど、不思議とポジティブになれる1曲。
10.All I See feat. Nenashi /
Sincere
https://spincoaster.com/news/sincere-release-1st-single-reminder
2022.1.26 Release Single
今週紹介したいR&Bシンガー4人目は、ラストナンバーを飾るシンシア。アジアや欧米などをルーツに持ち、2021年12月にデビューしたシンガーソングライター(1stシングルのサウンドプロデューサーはChocoholicが担当!)、2作目となるこの曲は、<origami PRODUCTION>所属のシンガーソングライター、Nenashiをサウンドプロデューサーに迎えた二重唱。"スイート"という言葉がピタリとはまるハイ・キーなSincereと、チルハウスを思わせるフォギーなNenashi、2人のハーモニーが心地のいい、ロマンチックなR&Bに仕上がった1曲。この曲からM1へ、ループ再生しても気持ちよく繋がると思います。
↓↓↓ YouTubeの再生リストこちら ↓↓↓
最後まで読んでくださってありがとうございます
音楽で心が休まる瞬間であります様に
それではいい週末をお過ごしください
by tunemusik
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